見てきた知人が、「とてもよかった」というので、
4月に「Part2」が公開される前に見てきました。
私は、中国のアクション映画って、ワイヤーアクションやりすぎで、
そのあたりがあまり好きじゃないもので、避けていたのですが、
いやいや、
食わず嫌いしなくてよかった!
ジョン・ウー監督、ワイヤーほぼなしで作ったとのこと、
非常に泥臭い、迫力のある映画でした。
名のある武人たちの一人一人の活躍も、
名もなき雑兵たちが諸葛孔明たちの指示のもとに作る陣形の面白さも、
こんなことを言ったらいけないかもしれないけど
戦いの「面白さ」がわかる。
とはいえ、残虐さも容赦なく描かれてもいます。
一方で、とても美しい映画でもあった。
故事や詩の比喩にたとえるような場面や、
荒くれ武人が達筆を静かに奮うところなど、
文武に秀でた哲人たちが英雄だったころの話であることが
中国の豊かな文化をおしえてくれます。
それは、日本の文化にもつながるたしなみだから、
とても自然に受け入れられる。
私は三国志、読んだことがないので、
高校の世界史程度の知識しかありませんが、
それでも楽しめる映画となっています。
また、
パンフレットがとてもよくできていて、
帰りに買って読むと
もっと面白さが深まり、「Part2」が待ち遠しくなります。
ジョン・ウー監督、役者にあて書きするらしく、
原作というか、史実というか、それらとは違う人物造形をしている部分もある。
だから、面白い。
「三国志」を知っている人もいない人も、
ぜひ見にいってみてください。
金城武もいいけど、
中村獅童がいい味だしています。
そろそろ上映館が少なくなっています。
お早めに。
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「レッド・クリフ Part1」
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