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「あなたが『あなた』を超えるとき


あなたが「あなた」を超えるとき
「煮つまる」は自分を甘やかす言葉だ
・・・から始まる、この本。
サブタイトルは「煮つまりから抜けだす55の方法」
「下手な考え休むに似たり」というけれど、
それを、コピーの達人・中谷彰宏は
「動いていない人は、煮つまるのが好きです」と言い直す。
そして
「『煮つまっちゃって』と言い訳するのは、『私は傷ついた』と言いふらすのと同じ」とも。
かなり辛らつ。
でも、こういうアドバイス本は、とにかく心にグサグサきてナンボ。
だからこそ、買うだけの価値があるのです。
他にもいろいろ。
「『自分探し』という言葉はきれいだけれど・・・自分探しをする人ほど動いていません」
 本当に自分探しをしていれば、日々必死、
「なんか煮つまっちゃって」「なんかここじゃないと思うんです」などと
言っていられる状況ではない、というのです。
「走っている人は走っている人同士で友達になる」
止まっていては、ランナーには話しかけられもしない、というのは、
なるほどー、と思います。
あと、
AさんとBさんの間でGive & Take と思わないこと。
人生Give & Take、といいますが、
それは、「与える、とる」の関係。
そうではなくて、ABCの関係を作ろうというもの。
AさんはBさんにGiveした。すると、CさんがAさんにGiveしてくれる。
つまり「Give & Be Given」(与える、与えられる)の関係!
要は、誰かに何かしてあげても、その人からの見返りを期待するな、ということですが、
こういうふうに言われると、説教くさくないですよね。
中谷彰宏という人は、なんと780冊も本を書いているというのです。
本文中にそう書いてありましたが、そこはさらっと読んでしまいました。
でも。
本の後ろにその著書の一覧がついています。
9ページも!
びっくりします。
すごいと思います。
そして著者紹介のページには、こんなことも。
「感想など、あなたの手紙をお待ちしています。
 僕は、本気で読みます(中谷彰宏)」
中谷彰宏に会ったことのある人の話では、
「いつ話をしても、元気をくれる人」「いっぺんでファンになる」そうです。
こう語ってくれた知人も、実は人々に元気を与える仕事をしているのです。
いったい、どんな人なんでしょう。
私も、会ってみたくなりました。

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