「えるこみ」というサンケイリビング系のサイトの「ミセスブロガーズ」に登録していることがご縁で、
今回「ミセスが選ぶBOOK大賞」の選考会に関わることになりました。
主婦の目で選ぶ本、というコンセプトで、
★「主婦力をアップさせてくれた本」
★「夫に読んでもらいたい本」
★「ベストセラーの予感!の本」
の3部門があります。
11月5日までに「リビング新聞」の読者からあがったノミネート作品は、
上から187冊、118冊、126冊!
「得票が多いもの」「推薦内容がしっかりしているもの」を中心に、
事務局サイドで各部門30冊にしぼったものを、
昨日、第一回選考会でそれぞれ20冊セレクトしました。
その模様は、えるこみのサイト内「ミセスの本棚」をごらんください。
この選考会で、私がもっとも印象的だったのは、
最初に挨拶に立ったサンケイリビング社の方の言葉でした。
「ミセスが選ぶ文学賞を始めることになった時、
いったいどんなものになるのか、
他の賞とそれほど変わらなかったらつまらないなー、との不安もありました。
でもフタを開けてみたら、
さすが女性ならではの価値観というか、
独特の本が並んでおもしろかった。
そして何より、みんな本が好きなんだ、活字離れの時代と言われているが、
みんなよく本を読んでいる、それも様々なジャンルのものを、
ということを再認識しました」
さて、
各30冊のラインナップを見てみると・・・。
「主婦力をアップさせてくれた」というと、
おそうじとかお料理とか、そういう実用的なものに関する本を連想しますが、
家族をテーマにした小説や、
女性の生き方を見直すような心理学ものなどもあり、
「主婦力」の幅の広さを実感しました。
「夫に読んでもらいたい本」でも、
子育て本、健康本、ビジネス本、哲学本、そして少年時代を思い出す本、と
ジャンルが多岐にわたっています。
この二つは、自分の経験とか、周りの主婦の考え方などを参考にして
意見を言えたのですが、
「ベストセラーの予感!」というのは、難しかった。
何せ、
「今ベストセラー」じゃダメなんですもの。
BOOK大賞は、最終的な選考が2月21日。授賞式は3月。
つまり、3月時点で売れてないと「ベストセラーの予感!」にならない~!
ここでは選考委員のうち、取次店(本屋さんに本をおろす仕事)の方の意見が
とても参考になりました。
「タレント本は、寿命が短い」とか
「これは数年前にブレイクしました」とか
「この類の本は、なかなかベストセラーというわけにはいきません」などなど。
選考委員に出版社の人がいないのは、
自分の出版社から刊行した本を推したりできないように、との配慮なんですって。
取次店は、出版社を問わず、さまざまな本に関わっていて、
その上その「量」も実感しているので、
とても説得力がありました。
11月29日にノミネート作品が公表されましたら、
随時、それらについての紹介もしていくつもりです。
投票は12/1~1/31の2ヶ月間。
リビング新聞(フリーペーパー)を読んでいない人も、投票できるので、
好きな作品があったらどんどん投票してくださいね。
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