サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジがよく見渡せる場所に
引っ越してきた写真家・Richard Misrachは、
数年にわたり、定点写真を撮り続けます。
海・空・太陽・月・虹・雲・そして霧。
時間が作り上げ、神が描き給う
一つとして同じものはない自然のキャンパス。
あまりに美しく、
心奪われたので、帰宅後すぐさまamazonにて購入。
空や雲を描いたものとして、先人の絵画が解説されている文章も興味深い。
ゴールデンゲートブリッジ付近の地形の説明や、
この地で人間が積み重ねてきた歴史も紹介。
英語ではあるが、
いきなり「ロラン・バルト」から始まる文章も味わいがある。
かつて東京・お台場に住んだとき、
家の窓から見える海・空・レインボーブリッジ・富士山・東京タワーという構図と、
毎夕日暮れに繰り広げられる七色のグラデーション、
陽光を反射して金色に輝く海面、
赤い月が妖しく残る夜明け前など
絵心のない私にさえ1枚の水彩画を描かしめた自然の美しさを
この写真集は思い出させてくれた。
けだし、
自然は美しい。
ドル安円高の今、お買い得です。
この記事へのコメントはありません。