ブロガー仲間としてお知り合いになったコニコさんに誘われて、
ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を読む読書会に参加しました!
カラマーゾフの兄弟(1)
前にもちょっと書いたけど、
読書会は大学生の時に参加したことがあります。
でも、
その時は1回1冊で、どんどんテーマもジャンルも違う本になるので、
今回のように、「長編1作品を半年かけて読む」といった読書会は初めて。
第一回目の今日は、
今回新訳を発行した亀山郁夫さんが「カラマーゾフの兄弟」について語ったTV番組をみんなで見て、
その番組の感想と、「自分はなぜ『カラマーゾフの兄弟』を読もうと思ったか」を語る、という趣向。
参加者は7人、時間は2時間、そのうちDVDに録画してきてくれたTV番組を見るのが1時間。
私のように今日初めて参加する人のために簡単な自己紹介もあり。
これをしっかりまわした主催者のコニコさんのコントロールのよさが、光りました。
私が経験した読書会は脱線、脱線、また脱線、
昼の1時ごろから始まって、えんえん夜の7時ごろまで、
ずーっとしゃべり続ける、という形のものだったもんで。
特にスゴイ!と思ったのは、会場を借りている関係で「あと10分」となった時。
「それではせっかくですから、最初の『著書より』という序文だけでも読んでおきましょう。
ここをみんなで読んでおくことで、本文への勢いになると思う。
順番に、声を出して読んでいきます。句点(。)まで行ったら、次の人ね。
声を出して読むって、とても大切なこと」
自分は何度も読んだことがあるコニコさんですが、
まだ途中までしか読んでいない人や、
“今日、買いました”の私(赤面)でも、気軽に「カラマーゾフ」の世界に入れるように、
一回目は「テレビ」を駆使してお膳立てしてくれたのです。
そして、
最後はちゃんと「読む」につなげてくれている。
「著者より」には、「カラマーゾフ」への興味をそそる鍵がいくつかあって、
テレビ番組を見ているだけに、それらの鍵がとても具体的にイメージでき、
その上、「もう読んでいる」人たちからの感想なども披露され、
どんどんと「読むぞ~!」の意欲がフツフツと!
感謝、感謝。
コニコさんは、この読書会のほかにも、英語の原典で読む読書会とか、
いくつかやっているとのこと。
司会の能力も高いけど、
人を誘って仲間作りをする力もあって、
私は心底感服しました。
来月は、第2編まで(第1巻の3分の2くらい)読んでくるのが宿題です。
物語の前半は、まだ「役者が揃」わないことや、エピソードの関連性がわかりづらく、
読むのに苦労することが多いようなのですが、
「みんなで読んでいる」と思うと、ちょっと馬力、入ります。
なんとか読破に向けてがんばりまーす!
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