東京国際映画祭、今日から始まりました。
今年もプレスパスをいただき、毎日六本木ヒルズをうろうろ
……の予定でしたが、
先週から親族が入院し、救急救命病棟で一進一退でしたので、
仕事やら観劇やら、キャンセルできるものはとりやめておりました。
先生方の適切な治療と手厚い看護のもと、
容体が落ち着いてまいりましたので、なんとか映画祭の取材にも行けるようになりました。
とはいっても、
バタバタのなか準備不足は否めず、
スケジュールの把握が後手に回ってすでにチケットとれないものあり。
それでも、
昨日は試写で「歌う女たち」というトルコの映画を見てまいりました。
のっけから圧倒される!
「映画の力」をフルに駆使した壮大さ。
すべてを言い尽くさないことで広がるさらに広がる物語。
トルコの小さな島が地震と疫病で「避難指示」が出たにもかかわらず、
いろいろな理由でその島に残ったり訪れたりする人々。
家や財産を捨てて、移れるか、
行政サービズが停止した地域で人は暮らせるか、など
今の日本にも存在する問題もあって惹きつけられます。
そんな小さなコミュニティの中で
愛を求める人々、
猜疑心に陥る人々、
神に祈る人々。
男と女の問題あり、親子、世代間の問題あり、政府と市民との問題あり、神と人の問題あり。
これぞ映画だな、と思いました。
音楽もぴったりです。
10/23の14:40からと
10/24の21:00から上映します。
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「歌う女たち」@第26回東京国際映画祭
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