BBCの地球ドキュメンタリー映画はいつも迫力満点ですが、
今回のも「どアップ」がすごいです。
動物達の生態を、すぐ隣りで見物しているような映像。
日本語版は、松たか子と松本幸四郎の親子がナレーションをしていて、
これがとってもいいです。
とくに松さん。
淡々とした口調の中に、ひたひたと感情の潮が満ちてくる感じ。
キツネに狙われたシカの赤ちゃん。
初めてキツネを見る。
「逃げろ、と、本能が叫んでいる」
松さんの声がいい。客観的ではあるけれど、臨場感が迫る。
この場面を見ながら、
そうだ、私たちは今、未曾有の原発事故の影響下で、
これが一体どういうものかなんて、ちゃんとした過去の分析を持たない。
その上、現在のデータすら手に入らない。
けれど、本能が叫んでいる。
「逃げろ!」と。
本能で子どもたちを守ろうとしている。
親が子を守ろうとするのは、それは本能なんだ、と改めて思った。
完成披露試写会だったので、
それも世界初のお目見えというタイミング、
イギリスから監督もいらっしゃったし、
松さんや幸四郎さんもかけつけて、豪華でした。
監督さんたちは「私たちは日本語はわからないけれど、
最初の5分を聞いただけで、松さんと幸四郎さんの声がイメージに合っていた、
父と娘にナレーションをしてもらったのは、
家族を大きなテーマにした今回の映画にぴったりだ」と
とっても満足そうでした。
幸四郎さんの「今、芝居をするということが難しくなっていますが、
この時期に、このお仕事を引き受けさせていただいたことをうれしく思います」
「歌舞伎には襲名というものがありますが、 襲名の『名』は『命』につながります。
私にとって、松たか子は、命をつなげたもっとも大切なものでもあります」
というコメントが
とても印象的でした。
「ライフ」は9月1日からです。
(このリンクから、きれいな映像が見られますが、重いかもしれないです)
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