今フランスで起きている農薬被害について、
「子どもたちの未来はどうなるの?」という視点から描いたドキュメンタリー、
「未来の食卓」。
原題は「子どもたちは告発する」です。
というか、
こんなことやってたら、私たちはいつか子どもたちに責められて当然」という感じかな。
フランスの農村の子どもたちが、白血病やガンに次々と侵されている。
子どもたちの未来、というより、子どもの「今」がヤバイということが、
次々と報告されていきます。
山の中の小さな村で、
「これじゃ子どもの健康は守れないから、給食は全部有機で!」という
村長と村議会議員12人の大英断で始まった
オーガニック給食の1年を追いながら、
本当に豊かな食生活って何だろう?
本当に必要な政治って何だろう?
を考えさせるドキュメンタリーです。
昨日、日本では衆議院が解散され、
8月30日が総選挙の投票日に予定されています。
街角の人たちが「どんな政治を望みますか?」と問われ
「安心して暮らしたい」
と、何人もの人が言っていたのが印象的でした。
私たちの社会から、安心、がなくなってしまったんですね。
この「未来の食卓」を見ていると、
私たち一人ひとりの決断と参画が
どれほど大切かがわかります。
今、地方も疲弊していますが、
危機感を感じるからこそ、逆にそれをバネにして、
小回り利く地方から変えていける部分もある。
そういうことも、
この映画は言っているかもしれない。
本当に大切なものを真剣に考えていかないと、
本当に「未来の食卓」は危うい、と感じる作品です。
「えるこみ」というサイトで、
この映画の内容や試写会のもようを書かせていただきました。
ぜひお立ち寄りください。
特に、子どもさんを持つ方は、この現実から目を離してはいけないと思います。
映画は8月8日より全国で順次公開しますが、
そのほかに、自主上映も募っています。
詳しくは、公式サイトをごらんください。
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