朝日新聞に連載されている三谷幸喜のエッセイ。
この前は、今オフブロードウェイで上演している
「トーク・ライク・シンギング」のために
アメリカでの就労ビザが必要になったことに関して書いている。
アメリカ大使館に就労ビザをもらうための面接に行く三谷。
警察での取調べのような雰囲気なのかとビビッていると…。
若い面接官は、こう語りだした。
「私は昔クアラルンプールに住んでいました。
当時の私の心理状態は最悪でした。
そんなとき、私はフラリと映画館に入ったのです」
そのときかかっていた映画は「Welcome back, Mr. McDonald」。
それは、「ラヂオの時間」の英訳タイトルなのだ。
「このコメディ映画を見て、私は立ち直りました。
以来、三谷さんの映画は全部見ています。
『Magic Hour』サイコー!」
三谷幸喜より、面接官のほうが身の上話に花を咲かせた面接だったようだが、
「クアラルンプールで上映していることすら知らなかった」三谷も、
自分の作品で誰かの人生が明るくなったと感謝されて、
本当に作者冥利につきたとのこと。
いい話だ~。
そして私は意を強くした。
やっぱ三谷映画は「ラヂオの時間」と「マジック・アワー」なのである。
この2作品は、笑いの金字塔にして、世界水準です。
今週末のスマステには、
慎吾くんと三谷さんとが生放送でニューヨークから出演しますよ!
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