「闇の子どもたち」
一分のムダも隙もない映画でした。
阪本監督、渾身の作品。
たった7館の単館上映から100館に膨らんだのは当然です。
テーマが暗い、とか、
気持ちがいたたまれなくなる、とか、
そう思って二の足を踏んでいる人もいるかと思います。
でも、
ただ悲惨さをこれでもかと見せ付ける、
そんな映画ではありません。
つきつけられるのは、「闇の子ども達」の実態ではなく、
「私たちの手は汚れていないか」。
そして
「汚れていない人間なんていない」
「汚れていても、正しい行いをしていい」ということ。
人間の気持ちの本音のところや現実をしっかりと描きながら、
一方で、パンドラの箱に最後に残った希望を信じている。
人間を、信じている。
原作に比べると、甘い、と言われています。
未読なので何ともいえませんが、
これはこれで、非常に秀作だと思います。
この映画に関わったすべての人の真摯な思いが伝わってきます。
今日は、
この感動をみなさんに伝えたくて、
とりあえずナマの気持ちをそのまま書きました。
また改めて、レビューを書きますね。
もし「見ようかなー、どうしようかなー」と思っているなら、
絶対ご覧ください。
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