6月2日から6月22日まで、
「黒澤明の軌跡」と銘打って
東京新宿のテアトル新宿で黒澤明監督の28作品を連続上映しています。
テレビで、ビデオで、DVDで、
幾度も目にされた名作ばかりですが、
「大スクリーンで観る」という醍醐味は、やはり映画館でないと。
特に今の若い人は、生まれた時から「映像はカラー」が当たり前。
モノクロというだけで、ひいてしまっている場合もあるかと思います。
光と影とで作られた芸術を、大スクリーンでぜひ堪能してください。
昔の映画なので、こうした機会がないと味わうことのできない経験です。
黒澤が大好きなあなたも、
「黒澤っていいらしいね」というあなたも、
「黒澤黒澤って、そんなにいいの?」というあなたも、
ぜひ一度は足をお運びください。
特に「七人の侍」。
雨の中のシーンは、いつも「大きい画面で見たいナー」と思っていました。
それと「椿三十郎」。
織田クンのリメイクを見る前に、ぜひホンモノを。
「羅生門」もすごいですよー。
「用心棒」もいいですよー。
「蜘蛛巣城」や「乱」など、シェイクスピアの翻案もあれば、
「隠し砦の三悪人」「用心棒」「七人の侍」みたいに
ハリウッド映画界に多大な影響を与えたものもある。
「赤ひげ」「生きる」「どですかでん」も素晴らしい。
ああ、全部観られる人、いいなー。
とにかく、TVというものがなかった時代、
映画こそ映像であり、映画とは大スクリーンだったのであります。
このサイズで上映されることを考えて作られたものは、
やはりこのサイズで観てこそ、本当のよさがわかるというもの。
ぜひ、あなたも!
(そして、私も!)
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