最近また観る機会があって、ファーストシーンから度肝を抜かれた。
ジェット団が、街中を踊りながら移動するところ。
なんというカメラワーク!?
伴走する、俯瞰する、向かっていく、あおる・・・。
スピードに溢れ、力強い。
アスファルトジャングルに照りつける陽光が、光と影を作る。
昔はジョージ・チャキリス筆頭に、ラテンダンスのパッションにばかり目がいってました。
ごめんなさい。
「ウェストサイド・ストーリー」が「ロミオとジュリエット」を下敷きにしているのは有名な話だけど、
その中でもケネス・マクミラン振付のバレエを観てインスパイアされた
というところまで知っている人は少ない。
男たちが大きくY字に片足上げて踊るところとか、
あれなんかロミオ、マキューシオ、ベンヴォーリオの3人で踊るメールダンスに影響受けてるし、
音楽も、ストラビンスキーのバレエ音楽に似たフレーズがある。
パーティでのダンスバトルが火花を散らしている時、
トニーとマリアだけがお互いを見つけ、立ちつくすシーン。
あれは、
ロミオが舞踏会でジュリエットを見つけるシーンをほうふつとさせる。
明日、英国ロイヤルバレエ、マクミラン振付の「ロミオとジュリエット」について書きます。
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