【送料無料選択可!】ゴッドファーザー / 洋画
テレビを予告編で見て、「この映画、どうしても観に行きたい!」と思った。
そんな経験、ありませんか?
私にとって、その初体験がこの「ゴッド・ファーザー」でした。
マフィアのボスの息子でありながら「そのスジの世界」とは無縁に育ってきた男が、
一家が抗争に巻き込まれるうちに、
やはり「その世界」で生きることを余儀なくされる。
だまし、だまされ、裏切り、裏切られ、
そんな中で壮絶に繰り返される殺戮の場面。
ガソリンスタンドで蜂の巣にされるシーン、
孤立無援・絶体絶命の緊張の中、トイレに立つと計画通りタンクのところにピストルがあるシーン、
恋人が無邪気に乗った自家用車に起こる悲劇の予感・・・。
飴色の深い色合いの画像の向こうにピエタが浮き彫りになるような、
そんな映画です。
ニーノ・ロータのトランペットの物悲しさが
そんな印象を一層深くするのかもしれません。
もっとも気さくでフランクだった男が、
気がつくともっとも畏れられるボスとして
家の奥の奥の奥の部屋に鎮座するようになるラストは、
たとえ家族であっても立ち入ることのできない領域を彼が持ったことを暗示して
「トップ」に君臨しても、ちっとも幸福でないことを示します。
「ゴッド・ファーザー」は続編も作られていますが、
私はこの最初の作品に対する思い入れが強すぎて、
後の作品のことはあまりよく覚えていません。
まだ、一人で映画館に行ったことがなかった中学生の頃。
おずおずと「行きたいんだけど・・・」と母に言うとすんなりOK、
叔母に連れていってもらった。
夜の映画館、というのが、まず新鮮だったなー。
オトナの気分にさせてくれた映画です。
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