【20%OFF!】スピード・レーサー 特別版(DVD)
「スピード・レーサー」は
日本のアニメ「マッハGo、Go、Go」の実写版リメイク。
このアニメの大ファンであるタランティーノが作った。
タランティーノがどれくらいファンかというと、
ほかの映画でインタビュー受けてるのにも拘らず、
水を向けられれば嬉々として主題歌までソラで歌っちゃうくらいコアなファン。
そんなタランティーノがどんなふうに作るのか?
かつて毎週「マッハGo、Go、Go」を見て、
三船郷のジェットコースター人生をともに生き抜くのが楽しみだった私です。
そりゃ判定はキビシイですよ!
だから、カーレースやクラッシュが
セガサターンのヘッジホッグかっていうくらい重量感のなさで、
(ぶつかったら金の輪っかがはじけてチャリンチャリン♪っていいそう)
ちょっと気が抜けてしまったのですが、
でもタラ兄貴、
やっぱホンモノのファンだった!
人物設定に破綻がない。
郷もお父さんもお母さんも、弟も恋人も、
似てること似てること!
お母さんなんてスーザン・サランドンなんだよ!
なんてゼイタクなんだ!
覆面レーサーも、ハリウッド映画やアメコミにはない寡黙さと哀愁が漂い、
いいわ~!
見た目だけじゃなく、精神性が踏襲されているところに
タランティーノの腕前と愛を感じました。
最初はそんなに似てないと思ったのに、お話が進めば進むほど似てると思うのは、
全員にタマシイが宿っているからだわ!
名前が違っても、目の色が違っても、
タマシイが私の記憶から彼らを呼び出してくるんです。
カーレース・シーンのチャッチさは、もーのけぞるしかありませんが、
(そこだけアメコミです)
ストーリーはしっかりできているので、
すごーくすごーく楽しめました。
さみしかったのが真田広之。
ちょっとしか出番がありませんでした。
それでも唯一の日本人キャストだもんね。
(韓国人テジョの妹の名前がハルコっていうのが
どうも解せない…)
ただ、えらそうに本家本元といっても、
かつてのアニメ「マッハGo、Go、Go」だって、
ありえない系・ご都合主義の破綻しまくり子ども向けアニメですから。
そこにある冒険とワクワク感にリアルな味付けをした分、
カーレースの場面ではチャリチョコ並みのはじけ方をしました!
っていう感じです。
アニメを見る感覚で、
肩の力を抜いてご鑑賞あれ。
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