ブラック・ボックス~記憶の罠
WOWOWで見ました。
事故で記憶があいまいになった男が、
人事不省だった時に発したうわごとを看護婦が記録していて、
その「言葉」を頼りに「自分」と向き合う話。
関連のない映像が次々と現れ、
どこまでが幻想で、どこからが本当かが交錯している上に、
同じ状況で人が入れ替わっていたりするので、
どれが真実なのか、最後の最後まで疑って見続けることとなる。
ふつうの映画なら「ここで終わり」から
もう3回くらいは展開がひねって進むので、
最後のほうはちょっと食傷気味だし、
その「ひねり」の複雑さに比べると、
ラストの陳腐さはどうよ、っていう不満は残るけれど、面白く見ました。
カメラワークが好きでした。
マリオン・コティヤールが非常に魅力的な看護婦とCAとで登場。
派手な人物も地味な人物も、とても魅力的に演じる女優さんだ。、
この人は本当に人を引き込む力があるな~。
医学的な症状としての「記憶障害」の種類は全然ちがうけれど
「自分の記憶を探す」という意味では同じ匂いのするのが
「メメント」。
こちらもめっぽう好きな映画です。
[DVDソフト] メメント
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