【ポイント3倍 6/30 am9:59迄】ロッキー・ザ・ファイナル 特別編 / シルベスター・スタローン…
昨日、WOWOWでは、「ロッキー」を一挙6作放映していました。
うちの亭主は、6作ぜーんぶ見てました。
さすがに全部にはつきあいきれませんでしたが、
未見の「ロッキー・ザ・ファイナル」(2007)は一緒に鑑賞。
もうスタローンも還暦だし、
そんなおじいちゃんにボクシングさせてどーするの??
インディならまだなんとかなるとして、
ボクシングは、ねぇ。
……などと、ここまで続ける意味あるの??的な疑問を抱きながら観たわけですが。
いやー、よくできた映画でした。
「元チャンプ」「元ヒーロー」のロッキーはみんなから好かれているし、
しゃれたイタリアン・レストランはそこそこ繁盛してるし、
彼は人生を悟ったようなところがあって、
昔よりずっと好人物。
だけど、最愛のエイドリアン亡き後、ロッキーの心はもぬけの殻。
静かで安定した「引退後」を送っていたロッキーを
またリングに引き戻したのは、
「コンピューターによるシミュレーション・ファイト」の結果。
現チャンプとロッキーが対戦したら、ロッキーが勝つ、という結果が出たのです。
周りはもちろん無茶だと思うし、
特に息子のロバートは大反対。
それでも
ロッキーは抜け殻の毎日とさよならするために、またまたトレーニングを開始。
見ようによっては
「あのスポットライトをもう一度」みたいな昔の栄光に取りつかれただけ、とか
自分の力を客観的に見られないおバカさんのあがき、と一蹴されても仕方ない無謀な賭け。
でも、
まだ自分の中に燃えさかる「やる気」や「好きなこと」を押さえ込みたくない、という純粋な気持ちには
掛け値がないように思う。
最後に現役チャンプとタイマン張るクライマックス。
どんな結末が待っていようと、私は受け入れるつもりでした。
ところが、
試合が始まると、やっぱりロッキーに勝ってほしくなるのよねー。
ま、私もロッキーと一緒に歳をとったってことでしょうか。
息子のロバートのこと、
一緒に歳をとった仲間たちの行く末……。
よく描きこんである脚本で、
無理な展開がありませんでした(最後の対戦以外は・笑)。
格下相手とばかりやって無敗記録をのばす若いチャンプとか、
そういう若者を食い物にするブローカーとか、
引退してレストランやってる元チャンプとか、
あれ? 日本がモデル?? など思えちゃうところもあり。
今、野球でもテニスでも、往年のスターががんばっています。
かつてスターだった人は、
その当時の熱気と夢を体現している。
ロッキーもまた、
みんなの憧れを背負って生きている一人なのです。
この前「インディ・ジョーンズ」のレビューを書いた時、
私たちの世代では
「スターウォーズ」と「インディ・ジョーンズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は、
最後まで見届けなければ、と書いたけれど、
この「ロッキー」もそうだなー、とつくづく思いました。
それにしても、
「ロッキーのテーマ」って、本当に名曲!!
なんか、何でもやれそうな気分になってくる。
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