久々、映画のご紹介。
現在、東京・京橋の「銀座テアトルシネマ」で公開中の
「塀の中のジュリアス・シーザー」、超おススメです。
特に、シェイクスピア好き、舞台好きの方には2度おいしい作りとなっております。
刑務所の囚人たちに更生プログラムとして演劇をやらせ、
発表会のさせているところを知ったタヴィアーニ兄弟が、
彼らに「ジュリアス・シーザー」をやってもらうそれまでの過程を映画にしたもの。
イタリア人がやるジュリアス・シーザー、すごいですよ!
その緊張感のあるやりとりを見ながら、
あるときは、織田信長に謀反を起こす明智光秀を、
あるときは、中大兄皇子らが蘇我入鹿を宮中で誅した乙巳の変を、
思い出さずにはいられません。
予告編はこちら
この迫力は、
かつて自分も様々な抗争の中にあって悩んだり直面したりしたことが
内的な声となってリアルな表現につながっているんだと思う。
しかし、元マフィアとかの人たちで、
なかには終身刑の人もいるという彼らに「暗殺」とか「戦い」の場面をやらせるって、
日本じゃできないだろうな~。
とにもかくにも「一直線」なこの映画、
さすがタヴィオーニ兄弟!
彼らのつくった「パードレ・パドローネ」、大好きです。
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