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「誕生日はもう来ない」

昨日は、シアターコクーンに「女教師は二度抱かれる」を観に行ってきました。
夜7時開演、終演が10時半という長丁場!
面白かったので、全然飽きませんでしたが、家に帰ったらもう12時でした。
そこで寝ればよかったものを、
「わが魂は輝く水なり」がちゃんと録画されているか確認しようと思ってテレビを見たら、
ついていたWOWOWで「藪原検校」をやっていた。
壌晴彦の語りと田中裕子のフェロモン最大噴出濡れ場の虜となり、そのまま視聴。
さすがに後半はいつのまにか寝てしまったらしく、
気がついたらエンディングでありました。
そこで寝ればよかったものを(笑)、
NHKで北京オリンピックに向け、北島康介の「トップランナー」再放送。
2006年当時のものだけど、これがすこぶる興味深く、
あっという間に3時。
今度こそ、寝ればよかったものを(汗)、
ちらっと見た映画が面白く、
とうとう5時近くまで見てしまった。
その映画というのが、「誕生日はもう来ない 」

(なんか、amazonのレビューを見ていると、
 このジャケットと中の音楽がまったく違うものになっているとか。
 買う人、そのあたりをご納得の上で)
1981年に上映された学園ホラーものです。
主人公のバージニアは、「大草原の小さな家」でメアリー役をやったメリッサ・スー・アンダーソン。
私は、ホラーって基本は「苦手」。特にスプラッターはダメなの。
でも、時々、面白いものに出合えるので、
ジャンルで食わず嫌いしちゃいけないな、とつくづく思います。
名門校の仲良し男女10人が、1人、また1人と「行方不明」になるんですが、
観客側は、その人たちが殺害されるシーンを見ているので、
「死体がどこにあるかわからない」状態。
そして、犯人は「顔見知り」である、つまりこの仲間のうちの誰かであることも知らされる。
最初は、はく製作りオタクとか、女の子好きなプレイボーイとかが怪しそうだが、
話が進むにつれて、観客は、主人公の女の子・バージニアが犯人ではないかと思い始める。
なぜかというと、バージニアは、かつて脳の手術をしていて、
自分の過去の一部の記憶がないとともに、
今も記憶が飛ぶことがあって
デービッドという医師にカウンセリングも受けているの。
自分の周りで次々と友人がいなくなってしまうことで、精神的にもさらに不安定に。
「こりゃ、バージニアが犯人か?」
「もしかして、二重人格?」などなど、推理は推理を呼びます。
ところが、彼女の「過去」が不明なので、殺人の動機がわからない。
わからないけど、どうも彼女みたいな気がする。
彼女をかばおうとするデービッドも共犯?
彼女が発作的に殺し、デービッドが後始末?・・とか、いろいろ思い巡らしているうちに
たどりついたラストシーンに、
えーーーーーーーーーー????
そう来るかっていう、ビックリな展開。
もう空は明るくなり、
涼しい風が一晩中開けっ放しだった窓から吹いてくる。
私の目はランラン。頭冴え冴え。
ゆーっくりぬるいお風呂に入ってから、朝5時半ごろに就寝しました。
濃い1日だったー。
「女教師は二度抱かれる」については、明日アップします。
面白かったですよ。
迷っている方は、ぜひいらしてください。
ただし、1時間半―休憩20分―1時間半と長いので、
立ち見は体力使います。
それでもみんな立ってても最後までガハガハ笑ってました。
笑いも、人生の哀しみも、恐ろしさも、音楽も、いろいろ入っていて飽きません。

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