DVD 魔笛
時空を越えたモーツァルトの精神
映画:「魔笛」
監督:ケネス・ブラナー
配給:ショウゲート
ストーリー●
第一次大戦のさなか戦場で瀕死の重傷を負った兵士タミーノは、
3人の看護婦に助けられる。
この3人、実は「夜の女王」の侍女たち。
ザラストロという悪いヤツに誘拐された女王の娘タミーナを、
タミーノに救出させようとする。
魔法の笛を渡されたタミーノは、
魔法のチャイムを持つ兵士パパゲーノとともに
ザラストロの城砦を目指す。
ところが対面してみると、ザラストロはいいヤツだった!
(7/14より、全国順次公開中)
一度オペラというものを見てみたいけれど、敷居が高い。入場料も高い……。
・・・・・・そんな人におススメなのが、この映画。
出てくる歌手は超一流、大画面でど迫力。
もちろん、字幕つきなので、筋もわかりやすい。
もともと「魔法」のお話なので、
あまり筋にこだわらず、素晴らしい歌声と場面場面に盛り込まれたウィットを、
お祭りのように楽しめばいい。
とはいえ、なぜ今、「魔笛」なのか?
ケネス・ブラナー監督は一曲も省略せずにモーツァルトの世界を20世紀に移し替えている。
戦いの無意味さを訴えるマジメさも大きなテーマだが、
争う二人が、実はもと夫婦だったんじゃないか?と思わせるところに、
またリアリティが生まれる。
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*「Wife」に掲載当時、手違いから「なぜ今、『魔笛』なのか?」で切れてしまい、
ラストの文章が載らなかったため、何をいいたいかまったくわからなくなってしまったという
非常にツライ経験をしたレビューです。
今回、最後まで載せたので、
「Wife」をご覧になった方も、違う目で読んでいただければと思います。
(映画館で見ることを前提としたタイトルも、今回は変更してあります)
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