インド映画、それもスーパースター・ラジニカーントが主役の映画が私は好き。
この「バダヤッパ」もそうですが、今回は、敵役がすごい。
女性です。
金持ちで、美しくて、傲慢。ラジ氏に恋をするのですが、
ラジは心根のやさしい人と結婚してしまうの。
それで、人生で初めて挫折した彼女は、
自分の部屋(広い!)で激しく踊りまくると、
そのまま部屋に引きこもってしまいます。
何と、18年間も!
髪の毛伸び放題でうずくまり、
修行者かホームレスか、状態だったのを、
ある日「がす・ぱっ・ちょ」のガリレオみたいにお風呂に入り、
妖艶な中年女性として立ち上がる。
復讐のために。
私が一番好きなシーンは、
18年ぶりにラジ氏の声を電話で聞いたときの彼女の表情。
これから欺き、殺してやろうとするその男の声を
彼女は至福と官能とともに聞くのです。
憎いけど、恋しい。女って、哀しいね。
もう1シーン、やんややんやのラスト!
簡単にはよよと泣き伏したりしない、
彼女の首尾一貫した強さに、思わず拍手です。
「バダヤッパ」は、以下のDVDBoxに収録されています。
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*2006年5月18日のMixi日記をもとに書きました。
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「バダヤッパ」
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