今、やる気マンマンの国立科学博物館。
「地球館」を新しく立ち上げ、
4月17日には長らく改装のため休館していたもとのスペースを、
「日本館」としてリニューアルオープンしました。
ここで、6月17日までやっている特別展が「花 FLOWER」。
だまされたと思って、一度行ってみてください。
入った途端に花の香りに包まれる、とってもフシギな展覧会なんです。
(大人1300円、子ども高校生まで600円)
咲いている「花」、生け花の「花」、文学の中の「花」、生活に溶け込んだ「花」、
身近な「花」、珍しい「花」、ずっとある「花」、科学が生んだ「花」、
生物の進化の中の「花」、歴史の中の「花」、化石の「花」、分類学的な「花」、などなど、
絶対一つは自分の興味のある分野があります。
そして、
絶対一つは今まで知らなかった花の一面に驚かされ、魅了されます。
花について一生懸命研究した日本の学者のノートなども展示されています。
その情熱がこちらに伝わってくる、肉筆のノート。
この人たちのおかげで、私たちは今いろんな花に囲まれて生きているんだ、と実感します。
併設されているスウェーデンの分類学者カール・フォン・リンネ展(同じチケットで入れる)
も、
「あら、こっちは難しそうね」などと言わず、絶対に入ってください。
大きな花の写真がいくつも飾られていて、
その花のめしべとおしべの関係で説明されているんですが、これが楽しい。
「一人の妻に2人の夫」とか
「二組の夫婦、部屋は別」とか
もう、笑っちゃうんだけど、自然の作ったのミクロな花の世界の大きな宇宙に、
のみ込まれてしまいます。
なんてったって、写真が美しいんだもの!!!
*『体系への情熱~リンネと自然の体系への夢~』ヘレン・シュミッツ/写真・案
ニルス・ワッデンベリ/文
この写真集を買おうと思ったら、なんと1万円以上したので、あきらめ、
絵はがきで妥協しました。
「花 FLOWER」展の展覧会図録(¥1800)は、金額以上の内容だと思います。
子どもの夏の自由研究の材料がいっぱいつまっていますよ!
親子で行っても、子どもも大人も飽きません。
時間をたっぷりとって行ってくださいね。
これを見て、地球館見て、日本館見ることなんて、
まず無理!なほど、充実した博物館です。
開館から閉館までいても、全部を堪能することは難しいでしょう。
そういう人のために、リピーターズパスが発売されています。
常設館(地球館・日本館)のみですが、1000円で1年間何度でも見られます。
「花 FLOWER」展の帰りにざっと回って(チケットで常設館も見られます)
気にいったら、今度はリピーター券で常設館をじっくり何度も探検してはいかが?
ちなみに、常設を見るだけなら、子どもはタダです。それも高校生まで!
日本の子どもたちに、科学を身近に感じてもらいたいという気持の表れですね。
だから、親の分だけでOK。普通の券は600円です。
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