今日から銀座松屋で開催される
「ムットーニ」展。
私が初めて「ムットーニ」の世界に心奪われたのは、
ビートたけしが司会を務めるTV番組「誰でもピカソ」です。
最近ご無沙汰なので、今も続いているのかわかりませんが、
「誰でもピカソ」のエンディングは、毎週ムットーニのミニシアターでした。
私はそれを、
サーカス小屋でも覗くようなイケナイ気持ちで待ち焦がれ、
密かな楽しみにしていました。
オルゴール箱の中のパノラマ、とでもいいましょうか。
奥行きの深い沈黙の世界が60cm四方の中に広がっています。
妖精のような、悪魔のような、
非日常であって私たちの心象風景であって、
そんなキッチュでレトロな自動人形たちの物語。
特に「摩天楼」という、都市の夜のカップルのお話と、
あと「猫町」というのが、好きです。
去年、世田谷文学館でムットーニ展をやっていて、
行きたかったんだけど行けずじまいでした。
今回、初めて知ったこと。
「ムットーニ」って、「武藤さん」という日本人だったってこと!
松屋の前にも、パルコミュージアムで展覧会をしていたということ。
いつも日本のどこかでムットーニの人形たちは動いているんだと知りました。
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