平成の御三家「イケメン3」って
そう自分で名乗るのは、かなり度胸が要ると思うんだけど、
そこに登場するのは、
思わず応援したくなっちゃうような、
演歌苦労人3人、なのでありました。
たしかにイケメン。でも
ひところ巷にあふれたホスト崩れっぽいところがなくて、
マジメに歌をやってきましたっていうまっすぐな雰囲気と
「3」とはいうけれど、
一人ひとりにちゃんとオリジナリティがあって、
さすがそれぞれ10年選手、
自分らしさをしっかり持った人たちだな、と
今日初めて知ったのに、
すごく好感持ってしまいました。
最年長の北川大介は、38歳。
プロのゴルファーを目指していたけど、
体を壊して将来を迷っていたときに、
「歌をやらないか」と声をかけられ「これだ!」と思った、
といいます。
「上から蜘蛛の糸が垂れてきた。これしかない」と。
一つ一つのステージが「試合」だっていう
アスリートっぽい発言と、
「昭和の男にあこがれてます」という
ちょっとレトロな雰囲気。
でも声がいい。きっと3人の中で一番いい。
竹島宏は30歳。
3人の中ではもっとも線が細いというか、
声もムード歌謡っぽい、語りかける感じ。
コアなファンが多そうです。
「イケメン3」を始めてから、笑顔が多くなったといいます。
どちらかというと、
自分の内なる自分と対話するタイプかな。
仲間ができてよかったのかも。
末っ子の山内惠介は、26歳ながらキャリアはたっぷり10年。
おそらく、3人の中でもっとも「歌」と真剣に向き合っている。
というのも、
「声のよさ」という意味では、
他の二人のほうが天分は優れていると感じるから。
北川くんなんて、ゴルファーから転進ですからね。
誰にでもできることじゃありません。
惠介くんは、歌が好きで好きで、努力して今の声を獲得した、という感じです。
一見なよっとしたその外見に秘めるそのまなじり結した闘志は、
とても好感が持てる。
ステージで自分をどう見せるか、とか、
多方面から客観的に自分を見る目を持ってます。
若いし、これからののびしろに期待です。
NHKの歌謡コンサートで、
大物女性演歌歌手のエスコートをする若い男性歌手、という
イロモノから始まった「イケメン3」。
一生懸命やっていれば、
いつかチャンスが巡ってくる。
巡ってきたチャンスをモノにできるのは、
それまでの努力あってこそ。
そんなコトバを絵に描いたような3人。
今年の暮れの紅白を目指しているとか。
いい曲に恵まれれば、
きっとブレイクするでしょう。
ていうか、
もうその兆しアリ。
どこかで「イケメン3」を見かけたら、
とりあえず、1曲、聴いてあげてください。
*山内さんの年齢が間違っていました。
訂正してお詫びいたします。
山内さんのデビューは2001年です。
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