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ゴスペラーズライブ(加筆しました)

行って来ました!
今帰ってきたので、詳細はもう少しお待ちを。
楽しくて、満足度200%、完成度も200%の15周年漂流記春夏ライブでした!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「一度はナマでゴスペラーズのアカペラが聞きたい!」
ある日急に思い立ってチケットを予約した私。
コアなファンではないが、
彼らの音楽性には、元のメンバーでNHKののど自慢の、
グランドチャンピオン大会で知ったそのときから、
ずっと目を離さずにいたという意味では
けっこう長いおつきあい。
あの人たちならライブで手を抜くことはないだろう、と
なんとなく確信はしていたけれど、
予想以上にすばらしい、
パワフルで、楽しくて、美しくて、音楽に酔いしれる、
クオリティの高いライブだった。
早稲田の大隈講堂の前で練習していた学生コーラスグループから始まった彼らも
メジャーデビューしてから数えても、はや15年、ということで、
今回は「15周年漂流記」と題してライブを行っている。
いっぱいの武道館は
人々の熱気と当夜の気候からくるものすごい湿気で、
見るほうも演るほうも汗びっしょり。
「熱い!」「モノには限度と言うものが…」などと弱音を吐きながらも、
歌い始めると、
5人とも自分のもてる力のそのまたちょっと上を出そうと、
ものすごく真摯な姿勢でパフォーマンスを続ける。
自分たちと観客と言うフィルターを通して、
音楽の神様に捧げるようなその一生懸命さが
本当に素晴らしいと思った。
黒沢が、
転調につぐ転調を経ても「絶対に裏返さないぞ!」という意気込みで
どんな高音域を力強く歌ってのける。
北山が、
やわらかく素直な声で天使のようなメロディーを
何の飾りもなくまっすぐに届けてくれる。
村上が、
ダントツの歌心で、低音から高音まで自在に操り、
ソウルフルに歌い上げる。
そして、5人のハーモニー!
誰がソロをとってもはまる。
誰かがソロをとれば、他は自分の「気」を消し去って、
ひとつの音、合わさった和音という無名の共同体に隠れる。
いや、
「ゴスペラーズ」という名前の、共同体に融合する、
といったほうが正しいかもしれない。
圧巻は、なんといってもアカペラ。
とくに、
昔とアレンジを変えた「永遠(とわ)に」のクォリティには打ちのめされる。
正統派コーラスの美しさにせつなる思いをこめてうたう「Armonia」も絶品。
そしてアンコールのそのまたアンコールに歌った「ひとり」
7000人の気持ちがすべて一点に集中するくらいの求心力で
人々を虜にした。
けだし、
歌は恋。歌はSex。っていう感じ。
エンドルフィンでまくりで、
もう、
くどかれまくった感じです。
15年間を振り返り、
「今、この一曲、このライブを大切に、今できるすべてのことを出す、
 少なくともそうしようと努力することで積み重なってできた15年」と語り、
「愛は探し出すのさ」という歌にかけて
「僕たちの歌を探しだしてくれてありがとう。
 僕たちも、自分たちの歌を聴いてくれる人たちを探していた。
 愛はお互いが見つけ出すもの」という言葉が
 とても印象に残りました。
10月に15周年の記念アルバムリリース決定、
「秋冬」のライブも、11月から行うということです。
音楽の好きな人は、ぜひ一度、ナマのゴスペラーズを、どうぞ。

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