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フィギュアスケートグランプリシリーズ


グランプリシリーズのロシア大会、
カロリーナ・コストナー、意地の挽回で優勝、
カナダ大会の4位から、奇跡的にGPファイナルへの出場権を得ました。
そのカナダ大会での彼女の不調も手伝って2位にのしあがり、
今回のロシア大会で2位以上ならGPファイナルへの切符を手にできる
村主章枝、
もしやもしや、と期待していましたが、
3位に終わってしまいました。
これで
キム・ヨナ、ロシェット、カロリーナと3人が決定、
残りの席は3つです。
2試合を終えてあとは待つ身の村主と安藤美姫が24点で並び、
最後のNHK杯にすべてを賭ける
真央ちゃんと中野ゆかりが射程内。
4人のうち、誰がGPファイナルに行けて、
一体誰が涙を飲むのでしょうか。
既に決定した3人に共通なのは、
「3回転3回転」。
単に成功したかしないか、跳んだか跳ばないかではなく
「跳べるか跳べないか」が実力の分かれ目、ということでしょうか。
村主は、近来にない絶好のチャンスであったし、
日本人として、2位以内に入ってGPファイナルも決めてほしかったけど、
ファイナルに進んだとして、戦えるか、といわれれば、
持ちダマが少ないのは否めません。
「3回転3回転」「トリプルアクセル」「ビールマンスピン」
彼女はどれもないからね。
加点要素が少なすぎます。
自分の持つすべての技術をパーフェクトに出したとしても、
他の選手が軒並み「失敗」しない限り上位入賞は難しい。
その意味で、
今回の3位は順当といえば順当なのではないでしょうか。
(2位の選手も3回転3回転を成功させてますからね)
さてさて、
いよいよNHK杯。
「女王」としての「常勝」を当然のように期待されるようになって
なかなか実力を100%出せなくなっている真央ちゃんと、
「勝つ」ためにトリプルアクセルを封印してここまで来た中野ゆかり。
二人がどんな滑りをみせるのか、
非常に楽しみです。
両者にとって、悔いのない試合ができますように。
それにしても、
テレビ朝日の番組が「真央・美姫」に偏重しすぎなのは、
どうにかならないでしょうか。
同じインタビューや練習風景を、
彼女達が出場しないロシア大会の番組でまで流すのは、
度がすぎると思いました。
その時間、ロシア大会の出場者の演技を見せてほしかったです。

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