昨日も書きましたが、
今年はNHK杯が30回目ということで、
HPを見ると、第一回からの見どころや、
往年のスター選手の横顔などが見られます。
第一回で、女子は伊藤みどりさんが女王になった、
ということはよく言われることですが、
男子は誰が優勝したかご存知ですか?
ロビン・カズンズ。
長身で、カッコいいイギリス人で、
「英国ロイヤルバレエからも声をかけられたが、
結局フィギュアに進んだ」という逸材。
この人、バック転もやっちゃったりしてました。
そのカズンズに敗れて2位となったのが、五十嵐文男選手。
解説などで活躍していますが、
ここのところ、さすがにちょっとお顔が丸くなったかな?
男子のフィギュアの選手では、
同じく解説でおなじみの佐野さんが有名ですが、
五十嵐選手は世界の名選手と肩を並べて実力を競い合った
正統派の素晴らしい選手でした。
彼は第二回、第三回と続けて優勝します。
そのころ、
フィギュアの世界では、プロというものが出来始めたころで、
五十嵐選手はプロには行かなかった一人です。
しかし、
競技を引退してしばらくして、
一度アイスショウに出たことがありました。
シルクハットを手にして現われた五十嵐選手は、
プロの選手顔負けの粋なパフォーマンスと、
アマチュア競技で鍛えた技術を現役さながらに追求、
非常に質の高い演技で観客を魅了したものです。
彼のことは、
もっとみんなリスペクトしていいと思う。
解説もうまいしね。
今回、謹慎生活をプラスに変えて
見事甦った織田信成選手のほか、
グランプリファイナルに進んだ小塚選手、
今シーズンはケガで見られない高橋選手、
今回5位に食い込んだ無良選手と
層の厚さがホンモノになってきた日本の男子。
非常に楽しみです。
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