アンティ-ク~西洋骨董洋菓子店~ BOX
怪我でキャリアを断念しなければならい天才ボクサー・エイジに滝沢秀明、
そのボクサーのその後を追うべく取材に走る雑誌記者・桃子に小雪、
辛党なのにケーキ屋をやろう、それも食器はバカ高いアンティークで、
という坊ちゃん店主・橘に椎名桔平、
その坊ちゃんを「ワカ」と呼ぶ男(通称カゲ)に阿部寛、
厨房で黙々とケーキを作るパティシエ・小野に藤木直人。
常連客にはえなりかずき。
などと書くと、典型的な「人気アイドル勢ぞろいトレンディドラマ」に見えるかも。
かくいう私も、2001年に放映された時は、
「いいオトコとえなりかずき」という宣伝のしかたに辟易し、
私はまったく興味を示さなかった。
しかしこれが、なかなか味わい深い。
数年後の再放送で中味を知り、はまる。
(実は、私のドラマ趣味、このパターン多いんです)
昔誘拐されたことがあるという店主・橘の見せる表情、
ボクサーやめてケーキの味見役、なんて能天気に見えながら、
同棲相手に心を預け、再び立ち上がる日を模索するエイジ。
隠れて取材をしているはずが、だんだんケーキ屋の常連となり、
ミイラ取りがミイラになっていく記者・桃子。
それぞれが、自分の道を思い定めていく過程を
鮮やかに、爽やかに、そしてコミカルに表現しています。
原作はよしながふみのマンガ。
脚本・岡田恵和、監督・本広克行他。
音楽は、ミスチル。この音楽が、またいい。
1話ごとにひきこまれる、
セリフとシチュエーションが光るドラマです。
*2006年11月28日のMixi日記をもとに書きました。
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