録画しておいた「朝市の嫁さん」(「花子とアン」スピンオフ)を視聴。
面白かった。
カフェを主要舞台にして次々と人物が出ハケし、新たな話題が発生するところは演劇的構造。
そこに甲府の親たちの日向ぼっこ的語らいが進行を立体的に。
本編との整合性を何気なく証明するかのように、関連する過去の出来事を簡潔にインサート。
手際がよい。
何より宇田川満代の快刀乱麻が小気味良く、
しかしその宇田川女史も最後は俎上に載せられるという展開。
関東大震災の日に運命の出会いを果たし電撃結婚するも別れた、という夫が武井壮だったのには笑えたが、
その武井が非常にしっかりした演技で好感。
ありふれた日常の、どこにでもある男と女のすれ違いを描いているのに、
なんて素敵なドラマなんだろう!
人の気持ちに丁寧に寄り添っている結果だと私は思う。
ステレオタイプな常套句に頼らない。必ず逆の立場も提示する。
やり込めっぱなし、やられっぱなしでなく、必ず「攻守」が入れ替わることで、
一人の人間の中の多面性が示される。
そして本編に登場したことのない朝市の婚約者が違和感なく溶け込み、
どんどん魅力的になって彼女こそが主役だと本当に言える展開に。
成長物語としてもGoo。
学ぶところの多いドラマでした。
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