今シーズンのテレビドラマで、
もっともはまっているのが「流星の絆」。
小説が原作で、
子どものときの事件がもとで、
子どもが大きくなってから復讐を考える、っていうと
「永遠の仔」を思い出してしまい、
似てるー、タイトルも「○○の○」で同じー、とか思って
最初私は敬遠してた。
だけど、
「殺人事件の復讐ドラマ」でありながら「笑える」というテレビ欄の評に
「それってどういうこと?」
ヘタなことしたらそれこそヒンシュクものになる作り方してて、
それで面白いっていうんだから、
一度見てみようかなー、と思って見てみました。
そしたら・・・。
これがホントに面白い!
原作は、東野圭吾。
今、上映中の「ガリレオ」の生みの親ですね。
脚本はクドカンこと宮藤官九郎。
彼のオリジナリティ炸裂! テンポのよさにビックリです。
時代の雰囲気を切り取るって、こういうことかしら。
いいのは脚本だけじゃない。
キャストもすごくいい。
ノリにのる二宮君、錦戸君。戸田恵理香ちゃんもがんばってる。
そして、
なんといっても子役の3人!
彼らだけが「まっとうな」悲劇のシーンを演じているわけで、
ここに悲しみが凝縮されているからこそ
「今」のハジケた描かれ方の裏にあるものの重さに実感が湧くというもの。
ほかに三浦友和、要潤なども好演。
毎回読み切りのようにはさまれる「サギのシナリオ」、
次回はどんな「お話」になるのかにも興味があるが
どのようにドラマが収れんされていくのか、
そこが本当に楽しみになっています。
「流星の絆」は金曜夜10時から。TBS系です。
*東野圭吾の原作は未読です。
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