私が今までで最高傑作だと思っている刑事ドラマは
鎌田敏夫脚本の「眠れない夜を数えて」です。(1995)
一話完結ではなく、1クールで一つの事件を追っていく。
それが斬新だった。
また、一つの警察署は一度にいろいろな事件を扱っていて、
同時進行の大小さまざまな事件が同居する中で、ちょっとずつ伏線が織り込まれていく
その緻密な脚本がすばらしかった。
そして、刑事たちの動向が、みんなナゾ。
鶴瓶、段田安則、春田純一、そして三田村邦彦…。
三田村邦彦、ほんとにカッコよかった~。
笑わないんだよね。
1クール中、一度も笑わなかった。目がコワいの。
田中美佐子とのラブシーンが、これまた痛いほど切なくて…。
当時は視聴率が低く、ビデオ化されていないと知り、びっくり。
再放送をビデオに録っておいてよかったー(ほ)。
低視聴率なんて関係ねぇ!
私は毎週毎週、息を詰めるようにしてコトの成り行きを見守っていました。
同じように、このドラマにはまった人たちのおしゃべりを読んで、
ちょっと溜飲が下がりました。
崖の上、海の音、そんなタネ明かしのシーンは一つもございません。
最後の最後まで、ナゾを残して終る、
見事なドラマでありました。
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