最近は月曜日は夜遅くまで仕事のことが多く、
8時台に家でまったりテレビ見ることなど皆無なのだが、
今夜はたまたま家にいて、
これまたものすごーーーーーく久しぶりに
「世界まる見え!」のチャンネルになっていて、
観るともなく家人と夕食をとっていると、
本日のメイン・イベントである「ザ・ベスト」が始まり……。
「突然ですが、この花の絵はAグループ? Bグループ?」
という質問が。
ていうか、質問よりそれに答える人の映像にクギ付け…。
アジア人は(私や家人を含め)ほとんどが「A」と答えるも、
アメリカ人など欧米人は即刻「B」と答える。
どうして「B」なんだ????
その種明かしをしないまま、テレビは次の質問へ!
パンダとサルとバナナ、このうち二つをくくるとしたら、
どれとどれをくくるか??
アジア人は「サルとバナナ」、
欧米人は「パンダとサル」。
「サルはバナナが好きだから」っていうこの考え方、
欧米人には「???」なんでしょうねー。
考えてみりゃ、たしかにサルもパンダも動物で、「サルとバナナ」ってくくるの、
ちょっと…。
でも、直感的に、そうだよね?
アジア人は、ものごとを関係性で見ることが多いらしい。
ほかにも、「この人はハッピーだと思うか?」
中央に笑っている「この人」、
周りに笑っている仲間の絵のときと、怒っている仲間の絵のときで、
ビミョーに「ハッピーとは言いがたい」と感じるのはアジア人、
「どこか違う? おんなじだよね?」っていうのが欧米人。
欧米人は、中心になるものしか見ない傾向があるんですって。
トラの絵がかかっていると、欧米人はトラしか見ない。
アジア人は全体つまり背景とトラとを見比べながら鑑賞する。
へーーーーーー、そーなんだ。
もちろん、「絶対真ん中しか見ない」っていうわけはないでしょうけどね。
でも、視線の分析からそういう傾向は導き出されてるそうです。
で、冒頭の花の絵。
「B」のグループは、花の茎が直線的に描かれていた。
すごーく目立たないんだけど、
ものを「花」「茎」「葉」というふうに分解して
部分部分でとらえるのが普通の欧米人には、当たり前のグループ化なんだとか。
こういうこと言われると、
「形はそっくりなんだけど、何科とか何目とかがまったく違う」っていう
そういう動植物が時々あるけど
「それでも違うものは違う!」って割り切れちゃうって、
この分類の仕方が欧米人が作ったっていうの、
なるほどって思っちゃった。
「だから東洋と西洋では相容れないし理解し合えない」みたいな結論は不毛だけど、
お互いを理解しあうための一つのカギにはなるかもって思った。
けっこう目からウロコでした。
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