恥ずかしながら、
「坂の上の雲」未読。
日露戦争前後の日本の歴史にも詳しくない。
今朝、NHKの番組を見ていて、
この陸軍大将が晩年は故郷松山の私立北予中学の校長となったことなどを
初めて知った。
最近みつかった資料に残る校長訓示の一つ一つにうなってしまう。
自分に厳しく、人に優しく、まずは自分が手本を見せ、
合理性と人の感情を尊び、
平易な言葉ですべてを断言する洞察力と決断力を持ち合わせ、
本当のリベラリスト、本当の教養人、本当の国際人、ここにあり、
という感じである。
日露戦争の勝利に浮かれる同僚軍人や政府を苦々しく思い、
そこで失った多くの兵士やその遺族に思いを馳せ、
指揮者としての自分の責任を生涯心に持って生きた人のようである。
まーったくノーマークだった
今夜のNHKドラマ「坂の上の雲」に、がぜん注目。
好古役は阿部ちゃんである。
「天地人」の謙信役に引き続き、おいしい役をもっていく。
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