一年を振り返る番組が目白押しである。
それは、大切なことである。
「あの」時間に黙祷。心を込めて。
しかし。
同じく「一年」を振り返る番組を
3月12日にするだろうか。
3月15日にするだろうか。
3月21日にするだろうか。
地震・津波は天災である。
1年経って、いまだ復興は思うように進んでいないとしても、
「天災」は終わり、終わってから復興している。
しかし、原発事故は違う。
いまだに事故は収束していない。
沈静化しているかもしれないが、いまだに放射能は漏れ続け、
もしまた同様の大地震が起これば、
さらなる被害が生まれる危険性をはらんでいる。
番組の中で「風化させてはならない」というコトバが聞こえた。
風化するほど、時は経っていない。
まだまだ。私たちは「被災」の真っ只中にいる。
真っ只中にはいるけれど、
立ち止まってはいられない。
息を止め、うずくまり、立ち止まっていても、時は流れる。
生きていかなければ。
そして、
どうせ生きていくのであれば、
できるだけ楽しく、できるだけ、未来に希望を持って生きていきたい。
そのために。
そのために、今、私にできること。
あの日と同じだ。
今、私に、できること。
それを、つらぬいていくだけである。
もう一度、黙祷。
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- 東日本大震災後の日本
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