4月5日付の朝日新聞「be on Saturday」、
いくつか新連載のコラムが始まりました。
そのうちの一つが、「スクリーン経済学」。
経済のプロであり、映画評論家でもある宿輪純一さんが、
経済という切り口で映画を語ります。
ご縁あって、
私は宿輪氏がボランティアで続ける月一ゼミに、
この1年通っていました。
経済のプロもアマも、社会人も学生も、
どんな人も気さくに受け入れる宿輪氏のゼミは、
いかめしいところが一つもなく、
非常にタイムリーな経済のテーマに切り込んだかと思うと、
「スパイダーマン3の来日記者会見に招かれて行ってきました!」みたいな話も。
どんな質問にも一生けんめい答えてくれるし、
いつも笑顔を絶やさないし、
それでいて、
実は日本の経済の深部で働いている
本当にスゴイ人だな、と
いつも感服しています。
ブログもたくさん持っていて、
そのマメさにも脱帽。
そんな宿輪氏の新連載。
今回は「ノーカントリー」を入り口にして、
「経済は人間の感情で動く」ことについて。
そういえば、
以前のゼミでも話していたな。
「『景気』というくらいですから、『気分』なんですよ」って。
ずい分庶民的なハナシなのね、と思うでしょ!
ところが、これ、「行動経済学」っていう、レッキとした経済学の一分野になっているんです。
今回の記事でも、このようなことが書かれていま~す!
私は、長く「おカネ」の流れについては無頓着に生きてきました。
いわく、
「人生はカネじゃない」
「お金より大切なことがある」
「お金を持っていると、かえって不幸なこともある」などなど。
でも、
経済について、少し学んでみると、
それがいいか悪いかは別として、
この社会は「お金」という視点を抜きにしては語れない動きをしていることがわかるのです。
そこを無視してどんなに素晴らしい理想を言っても、
なかなか実現できないのが現実です。
私はお金を万能だとは思わないし、
ましてや「お金だけは裏切らない」とか、
そんなふうにも思いませんが、
この社会をよくするためにも、
お金のことはちゃんと知っておく必要がある、というのが今の考えです。
少しでも多くの人が、
「わからない」「難しい」「関係ない」などと食べず嫌いをせずに、
「経済」に目を向けてもらえればな、と思っています。
とはいえ、
やっぱり「経済」は難しい。
このコラムを通して、ちょっとでも「経済」が身近になったり、
経済がらみのニュースに関心を持ってもらったりできたらステキだな、と思います。
今回は5面の右下。
左上も新装開店の「新・フジマキに聞け」。
藤巻兄弟のお兄さん・藤巻健史氏と宿輪純一氏とは
「円安vs円高」という本で対談をしています。
う~ん、
同じ面でまたまた対決??
いずれ劣らぬ実力者の競演ですね。
どちらのコーナーも、
これからの展開に、期待です。
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