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特定秘密保護法案って知っていますか?

台風に振り込められた連休、みなさんどうお過ごしですか?
これからの私たちの生活を左右する特定秘密保護法案に対しての
パブリックコメント受付が9月17日までです。
「これってどういうこと?」「詳しいことが知りたい」「私はこう思う」
という今、当たりまえに表明できることが、
この法律ができると全部「つかまる」につながります。
だって「未遂」も刑事罰だから。
そして「どうしてこれで罪になるの?」という問いに対して、
明確な答えは出ません。
だって、「秘密」だから。
何が「秘密」なのか、「秘密」だから。
「特別秘密」というものを指定できるのは政府で、
それが「なぜ」特別秘密で、「何が」特別秘密か、明らかにしない。
だって「秘密」だから。
笑っちゃうくらい、わけわからない法律です。
これが通ったら、絶対憲法違反だと私は思うんだけど。
「知る権利」なし、「思想の自由」なし、「表現の自由」なし。
エンタメと政治なんて、全然関係ないと思っているかもしれない。
でも、
アートとは、
常に「今までにないものを生み出そうとする力」を必要とします。
それを人は「オリジナリティ」という。
でも、
何が法律に触れるのかわからない社会では、みな萎縮してしまいます。
だってつかまらないようにするためにはどうすればいいか考えたら、
前に誰かが言ったことしか言えなくなるっていうことでしょう?
自分が考え、
自分なりの視点で
自分なりの表現方法で
新しいところを開拓していくことは
それだけで「危険」を伴うということになります。
そんな社会は、どんどん疲弊していくに決まっている。
オリジナリティや
斬新な視点
ものの見方の多様性が否定される、
少なくとも
そこを目指すことがものすごい「リスク」を伴うことになったら、
アーティストであること自体がリスクです。
今まである物語ならOKかというと、
そうならないかもしれない。
「エリザベート」だって「レミゼラブル」だって、
すごく政治的な題材を扱っていますからね。
この法律の一番おそろしいところは
「なんでこの作品はいけないの?」と聞いても
「それは、ひ・み・つ」で通せるところなんです。
私たちは「主権者」です。
「主権者」として、ものを言おうよ。
これが最後になるかもしれないんだよ、政府のやり方について
「それっておかしい。もっと情報開示して、ちゃんと説明してよ」
って言えるのは。
ということで、
ぜひ、パブリックコメントを寄せてください。
意見提出にあたって、名前を書く必要はありません。
(そういう欄はありますが、任意ですので書く必要はありません)

「私は反対です」だけでもいいですから。
パブリックコメントの入り口はこちら
日弁連などの、この法律案に対しての考え方はこちら

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