私がライターを始めたころに
先輩が書いた本だから、という軽い気持ちで買った本がこちら。
【中古】【古本】お気楽ライター道 書けない私でもなれた!/ウサ吉
この本の中に書いてあることで、
今でも何かにつけて思い出す言葉が、こちら。
「なんだか」「やっぱり」は使わない。
なんだかいい雰囲気、とか、
どこかおしゃれ、とか、
やっぱりこれが一番、とか、それはプロの文章じゃない。
その「どこか」が「どこ」なのか、
「何だか」が「何」なのか、
なぜ「やっぱり」と思うのか。
それを説明・描写して人に伝えるのがライターの役目、というのです。
唐突に今日こんなことを書くのは、
「なんだかホッとする」
「どこか懐かしい」
「ちょっと懐かしい」と、禁じ手連発の記事を見つけたから。
特に、気軽に行ける温泉が10コも並んで書いてある中の
一つの見出しが「なんだかホッとするお風呂屋さん」って
どうなんでしょ?
他の温泉との差別化になってない~!
もう一つ、
師匠の一人に言われたことで
私が大切にしているコトバがあります。
「何にでも使えるコピーはコピーじゃない」
その商品の特徴が表されてなければ
決していいコピーじゃない、と。
モノや詳細情報を隠してコピーだけ読んで、
それで商品や商品のウリが想像できるかを常に考えろ、と。
その意味でも、この見出しはイケナイな~。
だって、温泉やお風呂屋さんって
どこだって、ホッとしますよね。
逆に「ホッとできないお風呂屋さん」なら、
コピーとして成立するかも(笑)。
アトラクション満載とか、
あっちこっちから水鉄砲みたいに噴水が上がる、とか、
常に執事やメイドがついて、
貧乏性だとかえってリラックスできないけどゴージャス気分は味わえる、とか?
いろいろ想像すると、楽しいですね!
…とまあ、
人の欠点はすぐにわかるんですが、
自分のとなると、曇るんですよね~、目が。
だから、
常に「人のふり見てわがふり直せ」。
この文章も、よーく読み直さなくては。
*今日、2007年2007年12月16日の日記を読んだら「何だか知らないけれど」って書いてた!(恥)
赤面ですね~。
まあ、その「何だか知らない」ところを
その4日後の2007年12月20日の日記で書いていたから、
どーかカンベンしてください。
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