私が通ったライタースクールの校長は、
とってもアクの強い人なんだけど、
人にカルチャーショックを与える名人で、
彼女の「語録」は枚挙にいとまがない。
そのうちの一つ、
私が何かにつけて思い出すのが
「Give & Take」である。
「みんな、Give & Takeっていうと、
もらうことばっかり考えるでしょ。
でも、
Give & Takeなんだから、Giveが先なのよっ!
まず人にあげなけりゃ、何にも得られるものなんかないっ!」
そして、
スクールに先輩たちが自分たちの書いた本を持ってあいさつにくると、
必ず、
「いつかあなたたちが本を書いて出したときに、
後輩たちが買ってくれたらうれしいでしょ?
自分の本を買ってもらいたかったら、
まず人の本を買いなさい!
Giveよ、Give!」
……と、言うのでした。
こんなことを書くのも、
今日、
恩人の書いた本を買ったからであります。
その本については、
全部読んだら日を改めて紹介しますが、
最初の数ページを読んで、
とっても心が温かくなったの。
ああ、これってGive & Takeだなって思った。
買わなければ、この気持ちのよさは得られない。
ものを買うって、Give & Takeなんだということを、
しみじみ感じてしまいました。
「恩人」って書きましたが、
私はライターになろうと思ってから、
本当にたくさんの人からの善意や好意や後押しで、
ここまでやってこられたと思っています。
何の実績もないのに「あなた、書かない?」と言ってくれた人、
Mixiに誘ってくれた人、
仕事をくれた人、
人を紹介してくれた人、
「才能がある」と励ましてくれた人、
自分の知識を惜しげもなく披露してくれる人、
そしてブログを読んでくれるあなた、
コメントを書いてくれるあなたにも、
本当に感謝してます。
まだまだ入り口に立ったばかりですが、
みなさんの厚情を無にしないように
がんばりたいと思います。
そして、
私もたくさんGiveしていきたいと思います。
仕事をするようになってから、
心から人に感謝できるようになりました。
自分の力だけではどうにもならない、という
世の中の摂理を
ようやくわかったってことかな。
演劇人が
楽屋入りするとき必ず神棚を拝むのって、
そういうことなのよね。
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