素晴らしいドキュメンタリーでした。
冒頭、首藤さんのパフォーマンスに一気に引き込まれ、
その後は、
彼の訥々と呟くような、夢みるような語りに耳を傾け、
その不器用さを代弁する共演者たちにうなずき、
多くの過去の作品にうなり、
子どもたちに振りつける優しさに微笑み、
「劇場こそ、自分がコミュニケートできる場所」という
彼の神髄を多角的に見られた気がします。
同じ東京国際映画祭に出品されている「Pina」
(ピナ・バウシュについて、ヴィム・ベンダース監督が撮った映画)
がありますが、
私はこの「今日と明日の間」のほうが気に入りました。
(「Pina」については、3Dということもあって、
三半規管と目がついていけなかった。
でもPina好きな人には、またPinaに会えるたまらない作品かも…)
「今日と明日の間で」は
東京国際映画祭「日本映画・ある視点」に出品。
10月27日(木)11時から、もう1回上映があります。
(六本木ヒルズ内、TOHOシネマズ)
監督は、小林潤子氏。
首藤さんの冒頭パフォーマンスの曲は椎名林檎。
歌なしの、こんなピアソラばりの曲もつくるんだ!
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