1/28に観に行ってまいりました。
写真はロビーに飾ってある看板です。
歌舞伎を知っている人にはたまらない映画ですが、
歌舞伎を知らない人にもいいガイドブックになるのではないでしょうか。
ちょっと歌舞伎をのぞいてみたいけど、敷居が高い、という人、
2000円で、日本のオペラ座のすべてをごらんください。
歌舞伎って、決して古くないんですよ。
「歌舞伎は型だの様式美だのと言われますが、
よくよく見てみると、人間の深い深い真理が描かれている」
「勧進帳というのは本当によくできている。
能の舞台が元になっているけれど、能というのはそぎ落とす芸術。
歌舞伎は逆に付け加え華やかに楽しむ芸術。
能の舞台に付け加え(て、違う魅力を創造す)るという手法がすごい」
などなど、
俳優達が語る「歌舞伎論」は、いちいち「なるほど」と膝を打つものばかり。
舞台は自粛中の海老蔵さんも出てきます。
今は身体を壊している猿之助さんの、素晴らしい演技もほれぼれします。
おなくなりになった富十郎さんの、80歳とは思えない晩年の身のこなしに
これまた驚かされます。
2000円は高くない。
ぜひぜひ1度は足をお運びください。
1/28の日記もあわせてどうぞ。そちらのほうが詳しいです。
「曽根崎心中」については、また日を改めて。
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