「義経千本桜」から河面法眼館の場。
その前の「歌舞伎のみかた」がとても面白かった。
中村壱太郎くんの、氷川きよしばりのさわやかトークで、
二人の観客代表を舞台に上げて見得や女形の体験にいざないつつ、
歌舞伎のイロハをわかりやすくおしえてくれた。
男性が女形として、どう身体を小さく見せるか、
肩甲骨をぐっと寄せて、とか、眼からウロコだったな~。
壱太郎くん21歳、巳之助くん20歳、隼人くん17歳。
歌舞伎の未来がここにある、という感じでした。
漫画を駆使した「義経千本桜」のストーリーやキャラの紹介もよかった。
ほんと、わかりやすかったです。
亀鶴がパンフレットに「歌舞伎って、つまりマンガなんです」と言ってますが、
デフォルメされた隈取や衣裳デザインなどを見ると、
ほんとにマンガだな、と思いました。
本番で静御前をやった壱太郎くんの女形が、声も姿もよかった。
巳之助くんは、前半の佐藤忠信、ちょっと声がかすれぎみでした。
本番では、私は義経の亀鶴がよかったな~。
なんで「義経」で「狐の母恋」なのか、
今回初めて腑に落ちた、というか。
最後に鼓を狐に下す義経の心が痛いほど伝わってきました。
- 舞台
- 22 view
この記事へのコメントはありません。