「明日も続く」と書きましたが、
仮名手本忠臣蔵つながりで、こちらを先に書きます。
(11月の観劇です)
私は文楽で「仮名手本忠臣蔵」を観たのは初めてでしたが、
不思議と「人形で見た」という実感がありません。
ほとんど「人」と同じ感覚。
そのくらい、リアルでした。
特に「七段目」、一力茶屋での由良之助とお軽との「じゃらじゃら」など、
まことに開放的なエロチックさがありまして。
人形なのに。
すごい文化だな~、と改めて尊敬。
人形遣いの人々もすごいけれど、大夫がたの語りのエネルギーもすごい。
歌舞伎と違って「ムダ」な反復や遊びがないので、
観客のほうも集中力の途切れようがありません。
朝10時半から夜の9時半まで、一度も寝ませんでしたよ。
すごいわ~。
大阪文楽劇場には字幕もあり、
それも初心者にはよかったかもしれません。
まあ、忠臣蔵は大体わかってはいますけどね。
こういう「大体わかっている」ものから入ると、
文楽も楽しみやすいかもしれない、と思いました。
でも、何度でもいいますが、
本当に、「人形を観た」という気がしません。
これが初文楽ではないので、
すごく不思議な感覚です。
私の中で、人形と、歌舞伎の役者たちとがミックスされちゃったのかしらん。
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