中古》【DVD】チャイコフスキー・ガラ・コンサート映像その他
チャイコフスキー没後100年を記念して行われた、
英国ロイヤルオペラ/バレエのガラ・コンサート。
1993年の冬に行われたので、
「ウィンターガラ」という名前がつけられています。
1993年。
今から17年も前のことです。
私は、これをLDで持っています。
今日久しぶりに見返して、
素晴らしいオペラとバレエの競演に改めて感動しました。
熊川哲也の「くるみ割り人形」パ・ド・ドゥが目当てで買ったのですが、
バッセル/ソリモジの「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」、
デュランテ/サンサムの「アナスタシア」、
コリア/ムハメドフの「眠りの森の美女」パ・ドドゥ、
どれも大好き。
脚で語るバッセル、腕が囁くデュランテは、
輝きまくっています。
大柄なバッセルののびやかさもステキだけど、
ラフマニノフの複雑で奥行きのある音楽の一節一節に、
ぴたっとはまる動きで応えるデュランテの、
一種隠微な美しさに思わず息をのみます。
コリアはすでに絶頂期は過ぎていますが、
それでも確かな技術とムハメドフとのあうんの呼吸で
祝祭的な雰囲気がよく出ていて、
見ていてとても気持ちよくさせてもらえます。
そして熊川は…。
リヤン・ベンジャミンのサポートがおぼつかずに
もたつくところもあるんですが、
ソロになるともう独壇場ですね。
何度見ても、何度聞いても息が止まりそうになるのが、
キリ・テ・カナワの「ヴォカリーズ」。
声にドラマがある。
あるときは幸せを、あるときは翳りを、感じさせる。
このLDで初めて聞いた曲も、
今ではどこかで何度も聞いていたりして、
私のなかでも17年が積み重なっているということを
実感しました。
- 舞台
- 27 view
ウィンター・ガラ(英国ロイヤルバレエ)
- 熊川哲也とKバレエカンパニー
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。