今年は舞台を121本観ました。
1ヶ月10本平均ですから、かなり多い!
昨年と比べてみると、
2009 歌舞伎(28)ストレート(30)ミュージカル(26)バレエ(6)他(6)
2010 歌舞伎(26)ストレート(43)ミュージカル(31)バレエ(10)他(11)
歌舞伎は歌舞伎座が4月で閉場したわりにそれほど変わらず。
ミュージカルは、「モーツァルト!」5回の分だけ多い(笑)。
バレエもけっこう行きました。
でも何より、ストレートプレイが43回で昨年の1.4倍以上です。
今年は今まで行ったことのない小劇場に足を運ぶ機会が多かったです。
そういうところを経験すると、100人入るところが大きく見えるからフシギ。
でもストレートプレイの場合、
小さいところのほうがより凝縮されたものが見えて、その良さを実感しました。
さて、
今年全体を振り返ってよかったものは…。
作品として衝撃を受けたものは
「Blue Dragon」でしょう。
舞台装置や照明の使い方など、斬新さに心奪われました。
ストレートプレイでは
「寒花」。
鐘下辰男の名作といわれるだけある、骨太で完成された作品でした。
俳優の力で圧倒的な空間を生み出していたのが
平幹二朗と麻実れいの「冬のライオン」。
この二人にしか演じられない、老獪な夫婦の虚実ないまぜの愛憎がすごかった。
ミュージカルでは
「モーツァルト!」に5回行ってるんですからこれっていいたいですが、
まずは「エリザベート」で新トート像をつくり出した城田優に1票。
しかし
ダントツ1位は
「それぞれのコンサート」で見せた市村正親の「オペラ座の怪人」。
世界一です。
ぜひ全幕をもう一度。お願いします!
歌舞伎は
いろいろありますけれど、一つ挙げろというならば、
さよなら公演四月の、藤十郎による「藤娘」でしょうか。
今まで狂言好みで舞踊はとんとわからなかった私に
「もう一度見たい!」と思わせたんですから。
今でも脳裏に美しい藤の木の背景と、藤十郎の姿が目に浮かびます。
バレエは
「バレエの神髄」での、ルジマートフによる「阿修羅」。
有無を言わせぬ肉体の存在感と、それを支える精神性の高さ。
素晴らしかったです。
来年に期待するのは、
歌舞伎ではますます磨きのかかる勘太郎。
亀治郎、菊之助からも目が離せません。
今伸び盛りの梅枝にも注目しています。
ミュージカルでは
成長著しい浦井健治がどんな演目を選ぶか、楽しみ。
バレエは
なんといっても熊川哲也のパック。
あと、サラファーノフは全幕もので1度は見たいです。
ストレートプレイは
「トップ・ガールズ」の競作。
また
今年は結局「ヘンリー六世」以降一度も行かなかったさいたま彩の国芸術劇場。
「美しきものの伝説」はかなり評判がよかったようなので、
ネクスト・シアターを一度は見ておこうと思います。
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