今月は、歌舞伎4、演劇2、ミュージカル1、その他1で舞台が8。映画は2、試写が2で計4本でした。「指輪物語」や「ホビット」などが好きな人は、「トールキン」絶対行った方がいいですよ!(8月末公開→レビューはこちら)
【歌舞伎】
松竹大歌舞伎東コース(口上/引窓/かさね)(江戸川区総合文化センター)
六月大歌舞伎(昼の部)(寿式三番叟/女車引/梶原石切/封印切)(歌舞伎座)
六月大歌舞伎(夜の部)(三谷かぶき 月光露針路日本)(歌舞伎座)
6月歌舞伎鑑賞教室「神霊矢口渡」(国立劇場大劇場)
【演劇】
扉座「新浄瑠璃 百鬼丸」(千葉市美浜区文化ホール)
「海辺のカフカ」(赤坂ACTシアター)
【ミュージカル】
「エリザベート」(古川/愛希)(帝国劇場)
【その他】
牛牛ピアノコンサート(浜離宮ホール)
【映画】
「氷上の王、ジョン・カリー」(東劇)
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(TOHOシネマズ日比谷)
【試写】
「トールキン」
オーランド・ブルームの「ロミオとジュリエット」
今回のMVPは、松本幸四郎&市川猿之助。
東コース、本当に充実しています。「引窓」も素晴らしいのですが、何と言っても「かさね」。幸四郎と猿之助がピッタリと息を合わせ、舞踊の中のドラマを色濃く伝えてくれます。この演目で、こんなに感動したのは初めてかも。
最優秀作品は、「海辺のカフカ」。
蜷川幸雄は自己模倣を死ぬほど嫌った演出家だった。だから彼の演出を「レジェンド」と称して再現することにどんな意味があるのか、それを知りたくて劇場に行ったようなものだったのだが、以前にも見ていたはずなのに最初の1秒で「これぞ蜷川」を浴び、この演出を封印するなんて、演劇の、芸術の、損失だとはっきり悟った。俳優たちも素晴らしく、本当に行ってよかったと思った舞台。
敢闘賞
「かさね」で清元を勤めた栄寿太夫(市川右近)に。とても艶のある、よいお声でした。
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