今月は歌舞伎3、文楽2、演劇1、バレエ・ダンス3で舞台が9、映画が2でした。
平成中村座は、ずっとチケットがとれず、最後に夜だけおさえることができました。
「仇ゆめ」よかったです。
【歌舞伎】
名古屋平成中村座(夜の部)「義経千本桜(川連法眼館)/弁天娘女男白浪/仇ゆめ」@名古屋平成中村座
六月大歌舞伎「名月八幡祭/浮世風呂/弁慶上使」(昼の部)@歌舞伎座
六月大歌舞伎「鎌倉三代記/御所五郎蔵/一本刀土俵入」(夜の部)@歌舞伎座
【文楽】
6月文楽鑑賞教室「二人禿/解説 文楽へようこそ/仮名手本忠臣蔵(三段/四段)」(午前の部)
6月文楽鑑賞教室「二人禿/解説 文楽へようこそ/仮名手本忠臣蔵(三段/四段)」(午後の部)
【演劇】
六月花形新派公演「黒蜥蜴」@三越劇場
【バレエ・ダンス】
Noism1「Lievestod―愛の死」@彩の国さいたま芸術劇場大ホール
横浜バレエフェスティバル2017@神奈川県民ホール
Kバレエ「ジゼル」(荒井/山本/堀内)@東京文化会館
【映画】
「海辺のリア」@スバル座
「20センチュリーウーマン」@丸の内ピカデリー
最優秀作品賞
再演ですが、Kバレエの「ジゼル」にあげたいと思います。
なんといっても荒井祐子のジゼルが素晴らしく、
これが一夜限りというのがなんとも惜しい気がしました。
出てきたその瞬間から、
ジゼルはもう命が燃え尽きそうな運命を背負っている。
楽しそうに笑うその微笑みの中に、悲劇が見える。
なんてすごいんだ、この人! と思ったわけです。
山本雅也のアルブレヒトも
王子としての気品と傲慢がきちんと表現されていて、うっとり。
熊川/ヴィヴィアナのコンビのときは、
ジゼルが死んだ後、家臣を振り切って戻ってくるのですが、
山本アルブレヒトはうろたえて、気持ちはありながらもそのまま去る。
彼にとって、それが自然です。
Kバレエの、そうした柔軟性というか、心理描写の機微が光りました。
ラスト、朝日の中で消えて行くジゼルで初めて泣いた。
アルブレヒトの腕をぐっと握って離さず、この世に気持ちをおいて昇天するジゼルに、
前の晩逝ってしまった真央さん(海老蔵丈の奥様)の「愛してる」が重なって、
泣けて泣けて。
最優秀主演女優賞
そんな荒井祐子をさいおいて、私は中村雀右衛門にあげたい!
(女優じゃなくて女方だけど)
弁慶上使のおわさ、御所の五郎蔵の皐月、鎌倉三代記の時姫、と大車輪だった歌舞伎座、
本当に充実で、
弁慶上使や鎌倉三代記はわかりにくい演目の最右翼だけど、
彼女の仕草や科白がちゃんと浄瑠璃に乗っていたので、物語がそこから紡がれていった。
今回「なるほど」と心情が納得できた部分がたくさんありました。
とくに弁慶上使は、おわさがよかったからこそ吉右衛門の弁慶が引き立ったし、
物語の奥行きがきちんと伝わって素晴らしかったです。
最優秀主演男優賞
新派「黒蜥蜴」の喜多村緑郎に。
私の中ではまだ段治郎さんですが。
声の良さはいうまでもありませんが、
明治の錦絵から浮かび上がったようなお顔!
そして、宝塚の男役か?っていう背広の着こなし。
一枚の絵の中に、憂いをとどめられる役者であることを証明していました。
新派でのますますの活躍を期待します。
敢闘賞
文楽「仮名手本忠臣蔵」の「城明け渡しの段」で
無言でほとんどまわるこの段の雰囲気を壊さず、
最後の一言「はったと睨んで」をしっかり語った
豊竹咲寿大夫に。
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