今月のまとめ、すっかり遅くなりました。怒涛の9月。歌舞伎3、文楽2、能1、ミュージカル2、演劇3で観劇は11本。映画は試写が2本でした。演劇3のうち、1つは「オペラ」と冠してありますし、こまつ座は音楽劇でありまして、最近の舞台は途中で歌う作品が珍しくなくなりました。でも、「ミュージカル」といえるものとは区別したいと思っています。
【歌舞伎】
秀山祭九月大歌舞伎(昼の部)「毛谷村/旅路の嫁入/幡随長兵衛」@歌舞伎座
秀山祭九月大歌舞伎(夜の部)「逆櫓/再桜遇清水」@歌舞伎座
郡上高雄歌舞伎「白浪五人男/絵本太功記/野崎村」@口明方小学校体育館
【文楽】
9月文楽公演第一部「生写朝顔話」@国立劇場小劇場
9月文楽公演第二部「玉藻前曦袂」@国立劇場小劇場
【能・狂言】
【ミュージカル】
「デスノート」(柿崎)@新国立劇場中劇場
宝塚月組「All for One」@東京宝塚劇場
【演劇】
「オーランドー」@KAAT神奈川芸術劇場ホール
百鬼オペラ「羅生門」@シアターコクーン
こまつ座「円生と志ん生」@紀伊國屋サザンシアター
【試写】
「ホリデイ・イン」
「ユダヤ人を救った動物園~アントニーナが愛した命」
今月の最優秀作品は、「百鬼オペラ羅生門」に。
芥川龍之介の名作を、観たこともない世界に作り上げた演出、舞台装置、振付、
クォリティの高い音楽、などなど。インターナショナルであって日本のコンテンツ。すごいです。
今月のMVPは、中村吉右衛門。
「番隨長兵衛」はもう、至芸を超えて精神が肉体化したとしか思えなかった。
今月の特別賞を、郡上高雄歌舞伎に。
今年も、吉田剛くんはすごかった。でも、彼だけじゃなく、
一夜限りのパフォーマンスに底力を感じさせた全員の気迫。
また来年も行きたくなる、素晴らしい公演でした。
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