蜷川幸雄率いるさいたまネクスト・シアターの公演です。
さいたまネクストシアターの公演はこれが6回目。
シェイクスピア作品では前に「ハムレット」を上演していますが、
「彩の国シェイクスピア・シリーズ」に数えられるのはこれが初めてです。
完結まで「あと7本」に迫った「彩の国シェイクスピア・シリーズ」が
いまや蜷川の寿命との競争になりつつあるのが心配なところで、
そのために今回のを1本と数えた、とうがって考えてもしまう私。
プロデュース作品というのは、
人気俳優に声をかけるだけに、スケジュール調整は至難の業。
だから、
蜷川作品に専念できる人たちで構成されるネクストシアターで作るのは
当然といえば当然かもしれない。
それだけネクストシアターの実力が認められたということでもあります。
ただ、
今回はゴールドシアターの面々も急遽出演が決まり、
このゴールドシアターとのコラボレーションが、非常に功を奏したと思います。
お時間のある方、ぜひさいたま彩の国芸術劇場までお運びください。
最初の5分間を見るだけでも価値があります!
冒頭でどれだけ観客を演劇の世界に引きこむことができるか、
蜷川幸雄の演出は、それに尽きるとさえ言われ、
本人もそこを常考えてコンセプト作りをしています。
今回も、ド肝を抜かれました。
パンフレットにある
韻文で書かれている「リチャード二世」を
「イメージで飛ばす」というのはこういうことか!と
本当に、惚れ惚れしました。
まだ19日まで公演がありますので、
楽日すぎてからもう一度加筆しますね!
オドロイテほしいので。
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