東京近辺に住んでいるということは、
それだけ観劇の機会に恵まれているということではある。
たくさんのステージファンが、
チケット代のほかに遠征費もかけて、東京へやってくる。
ひるがえって私はというと、
無制限に膨張しそうなチケット代を抑える唯一の「しばり」が
「遠征しない」だったりした。
だから、
東京近辺以外の劇場というものを知らないのである。
今回、
ご縁あって新潟市のりゅーとぴあに赴くこととなり、
その素晴らしさに圧倒されてしまった。
新潟駅からバスで20分弱の白山公園のなかに、
県や市の公共建造物が点在しているのだけれど、
その緑豊かな広々とした空間からして人間を浄化するし、
昔からある音楽文化会館には、
芸能芸術を愛する新潟の人々の伝統が漂っているし、
さらに新しく建てられた「りゅーとぴあ」は
大小劇場のほかに能楽堂もあって、
能楽堂の前には坪庭も。
練習室もたくさんあって、市民にも使用を開放している素晴らしい空間だった。
屋上は空中庭園になっている。
すぐそばに川が流れ、遠くには山が青く、言うことなし。
カフェはガラス張りだから、そこからの眺めも最高だ。
もちろん、素晴らしいのは「箱モノ」だけではない。
音楽・演劇・ダンスの3芸術監督を擁し、
限られた予算の中で、一流のものを見せ、
かつ裾野を広げる活動にも余念がない。
素晴らしい能楽堂の中に、ワンコイン(500円)で入れる企画なんて、
あまりにすごすぎ。
そうした中身については、
また後日。
今日はここまで。
ちなみに。
東京→新潟ノンストップで1時間半という新幹線に乗ったんですが、
快適かつあっという間でビックリしました。
帰りはあちこち停車するものでしたがそれでも2時間。
また行きたい!うん、これなら行ける!
…と思ってしまいました。
危うし!
チケット代の最後のタガが、はずれそうだ~!
- 舞台
- 24 view
この記事へのコメントはありません。