朝日新聞社主催の芸術賞・朝日舞台芸術賞が休止されるそうです。
くわしくは、演劇情報サイト・ステージウェブの記事をどうぞ。
この1月に発表された受賞者には、
市村正親さんや平幹二朗さんなどがいらっしゃいました。
毎回、自分の見た舞台や俳優・ダンサーが選ばれるかどうか、
発表を楽しみにしていたものですから、
休止はとても残念。
「未曾有の経済危機」はこんなところにも影を落とすようになったんですね。
バブルのころもてはやされた「メセナ」なるものも、
もう死語になってしまったかのよう。
文化的な社会資本の整備というものに、
日本は非常に淡白です。
かつてギリシャ演劇は、人の病気を治すからと重要視されていました。
この前、小栗旬と市川海老蔵が
「この仕事はなくても生きていけるもの」
「いや、なくてはならないもの」という話をしていましたが、
文化・芸術というものが人間の営みにとって「なくてはならないもの」として
もっと尊重される日がくることを願ってやみません。
「休止」が多くの「休刊」と同じく事実上の「廃止」にならないことを
強く、強く祈っています。
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