どうしても見に行きたいけど、
どうしてもチケットがとれないのが、
「ザ・ダイバー」日本版。
指をくわえて見ているのが、
野田秀樹と大竹しのぶのこの映像です。
キャサリン・ハンターというとてつもない女優を得て
「The Diver」が完成してしまったことで、
日本版は「ない」というか「できない」「する必要がない」
と思いさえした野田が、
「でも、日本には大竹しのぶがいるな……」と
ふと思った。
だから、大竹が受けなければ、
この企画はなかった、ということになる。
「…という話で、プレッシャーかけます」という野田に対し、
「源氏物語とか、日本で起こった事件に対する感覚は、
イギリス人と日本人では根本から違う。
だから、まったく違うものができると思うので、
プレッシャーはない。わくわくする」
という大竹。
野田も、
「日本のものを英語にする作業は、
まず理解してもらうため、伝えるためにはどうしたらいいか
それを最優先にした」
そこが、日本バージョンでは必要ない、ということで、
やはり単になぞるだけに終わりそうにない。
んもーーーーー、やっぱり見たい!
見たいけど、チケットがない!
大声で泣きたい(涙)。
かつて深く愛し合い、そして別れ、
当時の感情は14年の時の中で解体され、
そしてリスペクトは残った。
アートという場において、
そこではきっと誰よりもお互いを理解しているという自負があって、
万感の思いをこめてみつめあい、微笑みあう二人を、
私は美しいと思う。
強靭だと思う。
少し、熊川哲也とヴィヴィアナ・デュランテを連想する。
あー、見たい。
テレビカメラが入る日が決まっているので、
どこかで放映はありそうです。
私としては、NHKかWOWOWだといいんだけど。
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